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インテリアの問屋に新卒で務めて嫌だった6つのこと

僕はこのアパレルインテリア会社で1年6ヶ月を過ごし、その間にパワハラを経験した。その時のつらかったことを振り返ってみる。

1.毎週月曜の朝8:30の営業会議

僕の在籍していた会社の始業は9:30だった。しかし、営業チームにとっては毎週月曜の8:30から営業会議が設けられていた。この会議は、当時の私にとって非常にストレスの源だった。毎週、普通より早起きをして出社するのがつらく、何度も休みたいと思った。しかし、実際には一度も休むことなく、遅刻することなく会議に参加していた。会議そのものの雰囲気は重苦しく、部長は朝から高い声で話を進めていた。具体的な数字の確認は行われていないものの、販売目標や在庫に関する話が中心だった。当時の私にはその内容を完全に理解するのが難しく、メモをとるなどして知っているふりをしていた。会議は9:20頃には終わり、その後には全体の朝礼が始まる。この朝礼を終えると、また一週間の始まりだと感じていた。何故か月曜日は頭が回転せず、ネガティブな気持ちになる。今の職場でもその傾向は変わらず、これは新卒の時からの習慣なのかもしれない。

2.先輩から口頭で仕事を教わるが、なかなか覚えられない

当時の自分には、適切な心構えが欠けていた。先輩たちは、電話のかけ方、商談のマナー、服装など多くのことを指導してくれた。穴田さんからは、量販店の注文をオフコンで手配する方法などを教わったが、物覚えが悪い自分はすぐには覚えられなかった。当時、マニュアルというものは存在しなかった。すべては手書きの時代で、パソコンのような便利なツールもなかった。仕事の手順や方法は、先輩から口頭で伝えられ、それをメモとして活用する形だった。しかし、一度の説明で全てを理解し覚えるのは難しく、何度も同じことを聞き返すと、先輩たちからは「物覚えが悪い」とか「ちゃんとメモをとれ」と注意された。また、当時の自分は機械に弱く、タイピングも得意ではなかったので、オフコンの操作は非常に困難だった。

3.棚卸で在庫が合わない

私の部署では、月に一回棚卸しが行われていた。流通センターの人手だけでは足りず、営業も参加して商品の在庫状況を確認していた。棚卸しは非常に大変だった。特に、私が担当していたインテリアの玄関マットやカーペットは、1つ1つの重さがかなりあった。当時の私は体重52キロと、細身で筋肉がなかったので、カーペットを持つのは非常に大変だった。加えて、正確に商品を数えるのも得意ではなく、何度も間違えてしまった。このようなミスは、出荷ミスや納期遅れの原因となり、大きな問題を引き起こすことがあった。先輩たちからは数え間違いに対する注意を受けることが多く、二度数えても間違いが続出することにストレスを感じていた。
これらの経験を通じて、自分に対する信頼や自信を失っていった。「営業もできず、正確に数も数えられない」と、自分を非難し、自分を劣等感を持って見るようになってしまった。

4 社内での孤立

同期の中に気の合う仲間が一人もいなく、孤立していた感じがした。決して嫌な人間がいたわけではなかったが、深く信頼できる人も見当たらなかった。先輩たちも同様で、私自身がどこか心を閉ざしていたのかもしれないが、人間関係がうまく築けなかった。

5 部長からの厳しい言葉

部長は度々私を呼び出しては説教することがあった。特に、営業成績が芳しくないときには、
「お前、営業向いていないんじゃないか?」
「公務員の方がいいんじゃないか?」
「給料泥棒」といった言葉を投げかけられた。それらの言葉は、深く心に刺さった。部長の立場からすれば、私にはもっとやる気を持って欲しかったのだろう。その想いは、私自身が人を指導する立場になったときに初めて理解できた。部長も私に対して、もっと危機感を持ち、積極的に仕事に取り組むよう促していたのだと感じる。しかし、当時の私は部長の言葉を真に受け取り、営業から手を引くことを真剣に考えていた。

6 仕事の少なさの辛さ

振り返ると、これが最も苦しい時期だった。新人の私にはほとんど仕事が与えられず、社内で何もせずに過ごす日々が続いた。この経験に関しては、多くのネガティブな思いがあるので、別の機会に詳しく話すことにしよう。